2011年5月19日木曜日

クラブの教育的配慮。

欧州主要リーグのチャンピオンが決まり、チャンピオンズリー
グも残すところ決勝だけとなりましたね!

そんな、こんなで本日はクラブの教育的配慮について少し書か
せて頂きたいと思います。
近年、サッカー界では10代の選手が、世界のトップレベルで活
躍する事が珍しくない状況になってきました。
世界のトップレベルでなくても若手発掘に力を入れるクラブ、
若手の将来性に投資するクラブは山ほどあるでしょう。

しかし、こうした10代でプロ選手になる、もしくはプロという
大きなマーケットの中に身を置く事が、すべてプラスに働くと
は思えません。
サッカーの世界では「選手を売る・買う」という言葉が違和感
無く使われます。
サッカー以外の事を何も知らない選手があるとき大きな怪我で
選手生命を絶たれてしまうこともあるでしょう。
日本で言えば高校卒業後プロ入りし、22歳前後でクラブから解
雇されることもよくあります。
プロサッカー選手というものに、ステータスを感じる方々は大
勢います。
若い選手を取り巻く環境は、同世代の友達が通う学校現場や職
業現場とは大きく異なることと思います。

ドイツのクラブでは、こうした10代の選手がプロ選手として、
あるいはプロ予備軍として所属する際、セカンドキャリアの為
の指導や職業訓練などを受けさせるなどの配慮がされているそ
うです。以前、日本からドイツのセカンドキャリア事情を視察
に来られた方とお話をさせて頂く機会を頂きました。

その方から聞いた話なのですが、あるドイツのクラブでは若手
の有望な選手にフィットネスクラブなどで仕事のできる資格を
取らせることを義務付けていたそうです。
ある若手選手はサッカー大好き少年で、そうした資格取得のた
めのモチベーションはかなり低かったのですが、クラブ関係者
は若手選手を何とか説得し資格取得まで指導をしたそうです。

資格取得をさせたからといって、若手選手に対する大人の責任
を全うしていると言えるかどうかは疑問です。
しかし、何の配慮もない状況よりも、社会を感じる事、自分の
セカンドキャリアを考えるきっかけにする事はできるのではな
いでしょうか。(日本でも新人研修や奉仕活動を推進していま
す。)

プロなのだから自分の将来について、自らで責任を持つのが当
たり前だと思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、私は個人事業主として扱われる若手プロサッカー選手
に対して、クラブは何らかの教育的配慮をする義務を負うべき
だと思います。
すくなくても、いくつかのリスクを負っているのだということ
を理解させる働きかけがあるべきだと思います。サッカー選手
である前に一人の大人になって行く為の準備が必要だと思いま
す。

幸いな事に、私はそういった指導者に出会ってこれましたし、
高校、大学、現在としかって頂ける方々がたくさんいるので良
かったと思います。笑


そうした働きかけのできる周囲の大人や指導者、クラブ関係者
が増えれば、選手が挫折を経験しても、その後の自分の道を選
手自らで切り開いていけるサッカー界になるんじゃないかと思
います。


村上(岡村)
悠剛、ずっと"ゆうごう"だと思ってた!スマン!笑
誕生日おめでとう。いつか"ハーゲンダッツ"ごちそうするよ

淡々と怪我せずにガンバって!俺はいつでもおごってもらえる
ように準備してるから!センターサイドバック!!w

お前ら『けが、怪我、ケガ』うるさいねん!
別に大したことないわ!大げさに言うな!ちょっと休んだだけ
や!
もう復帰してます。

※次回のテーマは、以前のスタジアム紹介からの流れを思い出
して頂いて、スタジアムの印象をテーマにする予定です!