2012年8月21日火曜日

一本のえんぴつ

ご無沙汰しています。島嵜です。ケニア旅行を終えて、ほんとうに多くの驚きを得ることが出来ました。
世界は自分の周りで360°果てしなく広がっていて、見えない地平線の向こうには自分の見たことのない知らない世界が延々と続いていました。

たくさんある旅行記のなかから、いくつか紹介したい話があります。少々長くなりますがお付き合い願います。

「子ども達は、学校の教室で一本のえんぴつを何人かで共有して使う。」

「現地の人の自助努力を促しながら支援する。」

「アフリカの恵まれないこどもたちに支援物資を送る。」

こういった言葉を聞いて皆さんは何を感じるでし ょうか。
現地で多くのことを目にしてきた方々が抱く「支援」と、私が抱く「支援」というものは、大きくかけ離れていました。

もし、彼らに、効率性や合理性を優先する価値観がなかったら。
もし、彼らと私の自立すること、生きることの意味合いが全く異なっていたら。
もし、支援物資によって争いや貧富の差が拡大する事実があったなら。

身勝手な優しさは、エゴや傲慢にしか映らない。
その土地では、その土地の社会が成り立っていて、それを可哀想だとか恵まれない国と呼ぶことへの違和感はとても大きかったです。

彼らには、私が持っていない素敵な価値観がいっぱいあって、私は、ある日本という国、あるいは 資本主義、先進国(?)の中で「よい」とされる価値観の中でしか生きていなかったことを気づかされた旅でした。

わけがわからなくなるほどの価値観に沈みそうにもなりますが、私が大切にしたいものを大切にして生きて行こうと思います。

この機会を与えてくれた両親と、ケニアで戦う親戚のお兄ちゃん夫妻には、ただただ感謝。次回は、アヤックスの試合レポートです☆お楽しみに!




島嵜佑