2011年7月20日水曜日

サッカー文化

もうずいぶんと前になりますが、電車の中で、試合中に打撲した膝をさすっていた時の事。
ドアの前に立っていると、たまたま降りる駅が同じだった夫婦に声をかけられました。

おじさん「どうしたの?怪我でもしたの?」
島嵜「ちょっと足を怪我したんです。」
おばさん「どうせまたサッカーでしょ。」
一同 笑。

「ヨーロッパでは、サッカーが生活の一部だ。」という言葉をよく耳にします。

電車の中の飲食禁止の張り紙のところには、レッドカードの絵。
ショッピングセンターの電光掲示板には、政治のニュースと並んでたくさんのサッカー情報。
ブンデスリーガの翌日は、試合についての会話で盛り上がるアマチュア選手達。
練習で昨日のロッペンのシュートを真似する子ども達。
日曜日の真っ昼間から試合の分析や討論会を放送するテレビ局。
下のカテゴリーのリーグにまで取材をする人が訪れ、それらが雑誌の記事になる。その雑誌のスポンサーについている大手スーパー。
多くの人にサッカーが愛されている。それゆえの宣伝効果。イメージアップ。
異常なまでの市場価値。
ヨーロッパナンバー1を決めるリーグ戦が、電車で見に行ける距離で開催される。
スポーツの価値を認め、支援する行政。
仕事帰りにサッカーの練習ができる仕事量、生活スタイル、職業観、人生観。
たくさんのサッカー場。
たくさんのサッカーチーム。
多くのカテゴリーでのリーグ戦の実施。

サッカー文化というものが何なのか。
上手くは言えないのですが、たくさんの違いが確かに存在しています。
日本において同じようなサッカー文化が育まれるという可能性は非常に低いと思います。しかし、スポーツが人の心を打つ事は間違いありません。
スポーツビジネスだけでなく、「"日本"のスポーツ文化」も育まれればいいなぁと思う今日この頃。スポーツを通して何を目指すのかによって、表現方法はきっと変化しますよね。

「スポーツというのは、どこでもできる事が大事で儲ける事ではない。byセルジオ越後」


写真はケルンの路面電車☆手島さん。懐かしいですか??笑
ってかマツも忘れてた。笑


村上
更新遅いんじゃないの!?
志門が、「村さんも更新少ない。」って言ってたよ!!