もうずいぶんと前になりますが、電車の中で、試合中に打撲した膝をさすっていた時の事。 ドアの前に立っていると、たまたま降りる駅が同じだった夫婦に声をかけられました。 おじさん「どうしたの?怪我でもしたの?」 島嵜「ちょっと足を怪我したんです。」 おばさん「どうせまたサッカーでしょ。」 一同 笑。 「ヨーロッパでは、サッカーが生活の一部だ。」という言葉をよく耳にします。 電車の中の飲食禁止の張り紙のところには、レッドカードの絵。 ショッピングセンターの電光掲示板には、政治のニュースと並んでたくさんのサッカー情報。 ブンデスリーガの翌日は、試合についての会話で盛り上がるアマチュア選手達。 練習で昨日のロッペンのシュートを真似する子ども達。 日曜日の真っ昼間から試合の分析や討論会を放送するテレビ局。 下のカテゴリーのリーグにまで取材をする人が訪れ、それらが雑誌の記事になる。その雑誌のスポンサーについている大手スーパー。 多くの人にサッカーが愛されている。それゆえの宣伝効果。イメージアップ。 異常なまでの市場価値。 ヨーロッパナンバー1を決めるリーグ戦が、電車で見に行ける距離で開催される。 スポーツの価値を認め、支援する行政。 仕事帰りにサッカーの練習ができる仕事量、生活スタイル、職業観、人生観。 たくさんのサッカー場。 たくさんのサッカーチーム。 多くのカテゴリーでのリーグ戦の実施。 サッカー文化というものが何なのか。 上手くは言えないのですが、たくさんの違いが確かに存在しています。 日本において同じようなサッカー文化が育まれるという可能性は非常に低いと思います。しかし、スポーツが人の心を打つ事は間違いありません。 スポーツビジネスだけでなく、「"日本"のスポーツ文化」も育まれればいいなぁと思う今日この頃。スポーツを通して何を目指すのかによって、表現方法はきっと変化しますよね。 「スポーツというのは、どこでもできる事が大事で儲ける事ではない。byセルジオ越後」 写真はケルンの路面電車☆手島さん。懐かしいですか??笑 ってかマツも忘れてた。笑 村上 更新遅いんじゃないの!? 志門が、「村さんも更新少ない。」って言ってたよ!! |