2011年9月16日金曜日

翻訳。

街の広報誌のサッカークラブ紹介の記事を翻訳しました。

かなり長い文章なので、興味のない方はスルーしてください。^^;

トップレベルでないカテゴリーのチームの光景に興味がある方には、興味深い内容ではないかと思います。

 

SCブリュール シーズン開幕〜シュロスパークスタジアムでの観戦

 

9月最初の日曜日、SCブリュールは、20112012シーズンのホーム開幕戦を迎えた。私たちは、ある事がきっかけスタジアムを訪れた。というのは、SCブリュールは、昨季5部リーグを2位で終えたゲルマニア・ヴィンデックとの対戦だったのである。(ゲルアマニア・ヴィンデックは昨季、クラブの財務状況の悪化が指摘され6部に降格。)それは、夏の終わりの素敵な一日でした。


キックオフの30分前、私たちはクラブの財務担当者であるビルギットと責任者であるクルトと話をした。スタジアムには、まだ人がまばらに入り、その多くは相手サポーターと子ども達であった。

「ブリュールのサポーターは、試合開始ギリギリに来るんです。」とクルト。観客は楽しそうに雑談していて、クラブハウスには人だかりができていました。そこで、私たちもひとまずそこへ向かってみる事にした。

 

ブリュールのFörderverein※1 (後援、支援者クラブの意)は、クラブハウスで、クラブの下部組織の資金確保のために、軽食や飲み物を売っています。いつも自家製ケーキやトルコ風、あるいはギリシャ風のお菓子が用意されています。そうした商品は、クラブの子ども達の両親やクラブ関係者が持ち寄って販売されています。ですから、メニューはころころ変わります。

 

「私たちは、はじめにボックヴルスト※2の販売を試み、それが最終的にはとてもいい売り上げを残しました。1.FCケルンのスタジアムで売られているようなボックヴルストを1,20Euroで販売しています。美味しくて安い商品にする事ができたのです。自家製ケーキは、一つ50cent1,00euroで、お菓子も同様の値段で販売しています。それからシュロスパークスタジアムは、サッカーチームの為だけのスタジアムではありません。このスタジアムは、SCブリュールのだけのものではなく、この街のスポーツを楽しみたいすべての人々に利用されています。天然芝グラウンド1面、陸上トラック、走り幅跳びの用の走路、砲丸投げのできるスペース、人工芝グラウンド1面、ミニサッカーコート1面(バスケットコート位の大きさ。)といた施設も併設しています。※3

 

「天然芝のグラウンドは、グランドコンディションによって、街から使用を許可されない事もあります。その時は人工芝グラウンドで試合をします。」

ビルギットとクルトが続けて教えてくれました。

 

スタジアムは観客で埋まり、試合のホイッスルが吹かれた。

 

私達は、すぐには試合に集中する事ができなかった。というのも、すぐに顔見知りの友人を見つけしばらく話し込んでしまうのだ。そのせいで、私たちは試合に集中するまでに時間がかかってしまった。試合は、一進一退の攻防で、前半を2−1でSCブリュールがリードして折り返す。ハーフタイム以降は、入場料が無料になるので、この機会を利用してまた観客が増え、クラブハウスで軽食を摂っていた。

 

私たちは、いまだにクルトとビルギットと一緒にいた。二人にSC ブリュールの今シーズンの目標を尋ねると、二人は口を揃えて「難しいシーズンが待ち受けている。」と話した。

「来期からの4部リーグの規模拡大と5部リーグの規模縮小に伴い、今シーズンは私たちのリーグから下位5チームが降格する事が既に決まっています。私たちは、何とかして今のリーグに残留しなければならない。私たちはリーグの中でも若いチームで新加入選手10人もチームに組み入れなければならない。」

 

この6部リーグの実情をよく知っている者は、このリーグは昔からチーム間に大きな実力差がないことを知っている。残留が確実視されるチームはほとんどない。昨季は、12位〜16位までが最後まで残留争いをし、シーズンを6位で終えたSCブリュールでも、降格圏から6ポイントしか離れていなかった。

 

「今シーズンの高い降格リスクの為に、多くのライバルチームはSCブリュールにはできない投資を行った。我々は、チームを買い取る事も新しい選手を連れてくること事もできない。私たちの経営規模という側面においても、この若いチームは重圧を負っている。」とクルトは話した。

 

後半に入り、SCブリュールはロスタイムに逆転され、残念ながら負けてしまった。観客は、チャンスを活かす事ができなかったことと、いくつかの判定に対して不満を持っていたものの、試合全体には満足していた。若いチームの一つの経験であった。

 

私たちは、シュロスパークスタジアムでの観戦が値が張るものでは、なかったという印象を受けた。サッカーはテレビで見るよりも、ピッチのそばで見た方が得るものが多い。シュロスパークスタジアムは、他のスタジアム比べれば、雨よけの屋根も無ければアナウンスや音響設備も無いことが欠点である。純粋なサッカースタジアムでもない。しかしながら、スタジアムでは友人に会ういい機会で、仕出しも美味しく価格にも満足できる。一人でスタジアムに訪れても充分に元は取れるだろう。スタジアムからは、シュロスパーク※4への散歩道が繋がっていて、街の中心にもすぐに出て行ける。子ども達も、そこで日曜日に大はしゃぎできるでしょう。(アドバイス!後半開始からは入場料無料になります。)すべての皆様に、よい午後と晴れ渡る空を。

 



Förderverein=主に活動資金の確保を目的にクラブ支援者や親が運営する支援クラブ。ドイツでは経営主旨も理解した上でお客さんがお店を訪れます。私も真似して試合前にパン屋でコーヒーを買わずに、クラブハウスで頂く事にしています。お金儲けですし食事を提供するので、日本で行うには異なる法規制も関係すると思いますが役に立ちませんかね。

 

※2 ボックヴルスト=ソーセージの一種。

※3この他にもシャワー付きロッカールームも8つあり、これらすべて市の持ち物です。

※4シュロスパーク=世界遺産のお城のある公園と大きな森。

 

意訳をなるべく避けて書いたので、ところどころ違和感の残る文章になりました。翻訳って難しいんですね。4時間以上かかりました。笑 「元気になろう八街の会」のお料理、食べたかったなぁ〜。それでは、また。